2015 Roma (Masters 1000)
2nd Round
Kei Nishikori[5] def. Jiri Vesely, 7-6(3), 7-5
競った試合となり一進一退の攻防が続きはしましたが、錦織は完全には追い込まれていなかったように見えた勝利でした。
ブレイク先行されながらも辛抱強くチャンスを作り、タイブレークの集中力で取った1stセット、そしてサービスゲームで素晴らしい安定感を見せながらもなかなかブレイクチャンスが訪れなかった2ndセットは、じわじわとベセリーを追い込んでついに5-5からチャンスをものにしました。
良かった点悪かった点があり、調子としても60~70点といったところでしょうが、そもそも無理をしていないように見えました。
緩いリズムで入った序盤から徐々にハードヒットも混ぜていき、勝負に徹して必要な時に必要なプレーをすることを心がけた感じでした。その背景には兼ねてから気にしている股関節(今日は右太ももの前あたりも気にしていましたが、同じ部位でしょうか?)の痛みがあったと思います。今日の試合中にも気にするしぐさが見られました。
「痛みと故障の区別がつくようになった」とかつて語ったように、現状では「痛み」なのだと思います。
MTOも取っていませんし、そこまで悪化はしていないと考えます。持ち味のサーブやフォアだけでなく、ドロップショットやディフェンスにも非凡なものを見せたベセリーに対してこの状況で、このテンションでストレート勝ちできたことは素晴らしいと思います。
今大会の今後、そして全仏を見据えてのプレーだったと思います。大会初戦は雰囲気やサーフェス、ボールに慣れていませんので、そのあたりや試合の位置づけ、今後の予定を考えたら細かい試合内容に踏み込んで心配することはあまり今後の参考にならないような気がします(勝つという目的を達成するに必要十分な内容と負荷)。
今日は左利きが対戦相手ということもあり、バックのストレートを多用していましたね。緩めの球や高めの球も使って、明らかにマドリッドのマレー戦とは違った配球でした。必ずしもうまく行っていたとは思えませんが(序盤は緩い高めの球が浅くなって攻められたりしていた)、バリエーションを増やす意味では良かったと思います。サービスエースも多く、サーブでフリーポイントを取る感覚を得たことも収穫でしょう。
それにしても、競っても2ndセットのようにサービスが安定していると安心してみていられますね。
source : 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ