2015 Madrid (Masters 1000)
Semifinal
Andy Murray[2] def. Kei Nishikori[4], 6-3,6-4
試合の流れは前記事参照で。
ここでは簡単に試合のポイントとなったと思われる点をあげます。
(1)マレーの仕掛けが速かった
最初のゲームから2ndサーブを早いタイミングでぶっ叩いてきて、それがまたよく入ってきました。
また、早めのバックのダウンザラインが錦織の予測を外していました。
(2)サーブ力、確率、リターン返球率
試合を通じての1stサーブの確率は錦織の方が高かったのですが、錦織は連続して1stが入らない場面を作ってしまい、そこでブレイクを許してしまいました。つまりその分1stが連続して入る場面もあるわけですが、確率自体も重要ですがこのようなムラを作らないことも大事だと思います。
サーブ力は明らかにマレーの方がありましたのでブレイクがなかなかできなかったのは仕方ない部分もありますが、リターンの打ち損じも結構ありました。
スライスを使ってでももう少しリターンの返球率を高めないと苦しい気がします。
素晴らしいリターンもあるものの、フリーポイントを与えすぎてしまっているように思いました。
リターンでミスしながらも攻撃を貫いて最後には入れてしまう展開もよくやる錦織なので結果論かもしれませんが・・・。
逆にマレーはイージーなリターンミスはほとんどせず、ラリーに持ち込んでいました。
長いラリーになると錦織有利というデータもありましたが、むしろポイントを取るために錦織の方が長いラリーに持ち込まれている印象がありました。
(3)イージーミスの多さ
マレーは本当にイージーミスが少ない。錦織はある程度のミスも出しながらそれ以上に攻撃をして勝っていく選手なので、ある程度のミスは許容範囲内です。しかしウィナーとエラーのバランスは取っていかなければならない。今日は沢山ミスをしたという印象はありませんでしたが、マレーのミスの少なさにじわじわとプレッシャーを掛けられて要所で思い切ったプレーができませんでした。
最終ゲームは緩めの球できっちりシコられ、ミスを誘われてしまいました。おそらくマレーの中に、こうすれば錦織がミスをしてくれるという感覚があったのだと思います。
スマッシュは今日は良かったです。
(4)総評
錦織は決して悪いプレーをしたわけではなく、マレーの素晴らしいプレーにより自由なプレーを妨げられたという試合だったと思います。
特にマレーのリターンが素晴らしかった。
また対戦すればまた違った展開があると思います。落胆するほどの負けではありません。
やっぱりBIG4はBIG4だということだと思います。
錦織の逆転力や勝負強さは大きな魅力ですが、そういった「神通力」に頼らず基礎力を上げてムラをなくしていくことこそが重要だと思います。
その土台の上に逆転力と勝負強さがあります。基礎的な力があるから大事な場面でいいプレーができるものですし、今日の時点ではまだマレーの方が基礎力がまだ上だということだと思います。
でも先ほど書いたように試合が変われば違った展開があるし、とにかくコンスタントに活躍していくことが重要です。今年、まだ錦織にはリタイアがありません。コンスタントに活躍できていて、すでに2勝もあげています。もう少しです。条件は整いつつあります。挑戦を続けるのみでしょう。
source : 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ