柴原瑛菜&樋口エマ @ オーハイバレーオープン・シングルス表彰
(All Photos courtesy of Happychild.)
エナ・柴原&ジャダ・ハート @ オーハイバレーオープン・ダブルス表彰
柴原瑛菜選手、オーハイバレー・オープントーナメントで、シングルス&ダブルス同時優勝の快挙です!!
瑛菜ちゃんの地元紙デイリーブリーズの記事では「単複同時優勝でレジェンドのビリー・ジーン・キングとトレーシー・オースティンの仲間入りを果たした」と大賞賛です。凄い!
ビリー・ジーン・キングといえばロサンゼルスのロングビーチ出身、WTAを作った人で「長い間女子テニス界に君臨した名選手であり、女子テニスの歴史を通じて最大の偉人のひとりに数えられる。」(wiki jp) そんな方ですよ。グランドスラム US オープンの会場は USTA Billie Jean King National Tennis Center ですよ。誰ですか?「あれ?彼女なんだっけ?ジリー・ビーン・キングだっけ?」とか言ってるボクらテニス仲間は。
そしてトレーシー・オースティンと言えば、瑛菜ちゃんと同じパロス・バーデスの出身。若干16歳で全米オープンで優勝、17歳で世界ランク1位になったレジェンドです。最近ではテニスチャンネルの解説者でいつも声を聞いています。
そんな彼女らの仲間に入ったと讃えられるって、考えれば考える程鳥肌ものですね。因に同時優勝はそのレジェンド2人と2013年にUCLAの Noelle Hickey 選手が成しとけただけです。
記事には瑛菜ちゃんの試合後の言葉も沢山でてくるので、是非リンクから読んでみてください。「この快挙はジャダ無くしては成し遂げられなかった」とパートナーへの感謝も伝えていますね。
シングルス決勝の相手は長年の友達でもありライバルでもある樋口エマちゃん。第一シードがエマ、第二シードがエナの真っ向勝負です。実は今回の勝利がエマちゃんに対しての初勝利だったそうです。去年の決勝も同じ2人で、瑛菜ちゃんはエマちゃんに、大きくリードした第一セットのタイブレークを逆転され 7-6 (6), 7-5 の僅差で負けていました。ここ最近、いつも勝っている様な相手に負けたりしていたなか、長年勝てなかったライバルに勝ったのは気持ち的にめちゃくちゃ大きく、今後の自信に繋がるのは間違えないです。7-5; 3-6; 6-4 でした。逆にエマちゃんはこれを思い出しては悔しさで練習に燃えるんでしょうね。
ダブルス決勝の相手の1人はロサンゼルスの USC 卒で在学時のダブルスでPAC12の3度優勝、そして2013年にはNCAAチャンピオンにもなっている Kaitlyn Christian でした。その経歴が示す様に瑛菜ペアが第一セットをとった後、第二セットの5-4で優勝まであと2ポイントまできてから追い上げられてタイブレークをとられてしまいました。タダでは負けない底力がある感じです。それでも第三セットで瑛菜ペアは集中しなおし、序盤でリードして勢いに乗ってそのまま勝ち切りました。
シングルスとダブルスの同時優勝はもちろんですが、コーチや多くの観客がいるなか、今まで勝った事の無い相手だったり、輝かしい成績をもった相手に3セット目までもつれ込むという、プレッシャーも半端無いタフな状況で勝ち切ったというのは本当に大きいと思います。観客には一切見えない、自分の気持ちのコントロールという戦いにも勝った瑛菜ちゃんの今後がますます楽しみです!(N)
シングルス決勝を終えて
トロフィーを持っての撮影はちゃんとやるものの、授与自体はシンプルですね(笑)
2016年秋から入学が決まっている UCLA 女子テニスチームのコーチ(UCLAウェアの座っている人)、ステラ・サンプラス・ウェブスター。あのピート・サンプラスのお姉さんですね。同時開催のPAC12では UCLA 女子は中々結果がでませんでしたが、来年が楽しみになっている事でしょう。
試合開始前に、バインダーにまとめた注意事項に目を通しています。審判と同じ格好ですね。バインダーにはどんな企業秘密が隠されているのか一度覗いてみたいです(笑)。右足手前にあるのは飲み物の入ったクーラーボックス。この辺りのジュニアは皆こんなボックスを持っています。ジャグは古いのかな?
この写真を見た瞬間、おお!$2600 大きい!好きな洋服ぐらいは買って良いかな?!なんて思ったのもつかの間「ジュニアなので貰えません」のお言葉。。オーノー。。。一応経費程度は貰えるかもしれない、との事でした。
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア