悔しい、悔しい敗北でした。6-1 4-6 2-6
全米OPの1回戦でマッチポイントを握りながら逆転負けをくらった相手だっただけに、どうしても勝ってほしかったですが。。。ペールは勝負所で多彩でうまく変化をつけてきましたね。ペールが見事だったというしかないです。
錦織は1stセットは完璧の出来でした。普段は後半型で、試合を進めるにつれて相手のボールのタイミングをつかみ、2ndセットからギアを上げて勝利するのが得意な錦織ですが、この試合は序盤から集中していました。それはやっぱり全米OPの悪夢を払しょくするために、最初からペースを握りたかったというのがあったんだと思います。
試合前に錦織は「正直いって嫌な相手でやりたくない。全米のこともある。バックハンドの威力がすごい」とペールについて語っていましたが、1stセットはバックハンド打ち合いが多くそれもほとんどポイントを獲れていました。1stセット終わった時は圧勝もあるか？？と思ったほどでした。
しかし、2ndセットお互いのサービスキープが続き3-3での錦織はブレイクポイントを5本握ったのですが、ペールがサーブで凌いでキープ。結果論ですが、ここで一本とりたかったとは誰もが思ったことでしょう。
そして4-5 15-40で錦織はセットポイントを2本凌ぎますが、ペールはAD錦織からここまでほとんどなかった得意のバックハンドのダウンザラインを決めて、手がふるうADペールのセットポイントで糸を引くような最高のバックハンドのダウンザラインがもう一発決まり、2ndセットをペールが取る。
さすがはクレイジーとか曲者とか言われる選手で、メンタルすごい。この場面で最高のショットを放つのは半端ないです。
3rdセットでは、ペールのサーブが格段によくなり、錦織は2ndサーブを叩かれ、主導権を握れなかった。あの2ndセットのバックハンドのダウンザラインを決められると3rdセットは乗ってくるかなぁとは思いましたが・・・
ペールは気持ちの浮き沈みが激しく、よくわからないところがありますが、今大会はすべてフルセットで勝ち上がっており、結構こういう接戦をものにした選手の方が優位に働くことがあります。
他にもペールは、ムーンボールやドロップ、2ndサーブへのリターンアタック、サーブ＆ボレーなどのネットプレーまで、的を絞らせないようにしたことで錦織にプレッシャーをかけたと思います。ペールのテニスは面白いですね。シューズはもっと面白いですが。。。ボロボロで両方のシューズにテープ貼って・・・あんなプロ選手見たことないです(笑)いや素人でもいないけど・・・
「このシューズでたくさん勝ってきた。自信を与えてくれる。あすも履く」とのことです。
錦織は2ndサーブを狙われますね。コリッチも言ってましたが、「2ndサーブ以外に弱点がない。」これは賛辞しているわけですけど、今後は錦織との長いラリーを避けるためにほかのパワー選手も2ndを打ってくるでしょうね。今のテニスは2ndサーブで相手にどれだけプレッシャーをかけるか？？というがポイントになってきていると思います。Sabrもそうですよね。
錦織が負けて、明日決勝のチケットを持っておられる方は残念でしょうけど、ワウリンカVSペールも面白い試合になりそうです。
錦織のコメントです
「相手は第１セットはミスが多かったが、このままでは終わらないと思った。いいプレーを取り戻してきて自分は攻めきれなかった。攻撃的にいけば展開は変わった。サーブも入らなくなって、自分に負けた要因があった。気持ちは平常心でいい状態で臨めた。問題はなかった。相手のプレーの質が上がった。サーブも第２、第３セットにかけてよくなった。ストロークのミスが減り、バック（ハンド）も振り切って打ってきた。前回よりはいいテニスができたが、相手に対応できなかった。あまりいないバックが強い選手。普通の選手よりやりにくさがある。テニスは良くなってきている。きょうも１セット目はいいテニスができていた。（上海とパリの）マスターズもある。大きい大会が続く。いいテニスを持続していけるようにしたい。」
ペールのコメントです。
「圭は1stセット信じられないプレーをした。私は何もできなかったよ。彼はまったくミスしなかったからね。ミスしないて、すべてのボールをオンザラインに打ってきたよ。私ができた唯一のことは集中して、サーブをとるということでした。私はそれをすることで、自信を取り戻し始めました。しかし、そのとき彼はプレッシャーを感じ始めたと思う。サードセットはそれまでと違い、いいプレーができて、アグレッシブになり、サーブがよくなりました。3rdセットはよくなったと思う。」
"Kei was playing unbelievably well in the first set," said Paire. "I couldn't do anything, he made no mistakes. He wasn't missing and hitting every ball on the line. The only thing I could do was stay focused and try to hold my serve. That's what I did and I began to build my confidence. But then I think he began to feel to the pressure. In the third set, it was different. I was playing very well, aggressively and serving well. I think I was better in the third set."
一方で北京ではファイナルはナダルVSジョコビッチとなります！ナダルに一矢報いてほしい！
エキシビションでは圧倒されたけど。。。
Vamos Rafa！！
フェイスブックページへの「いいね！」お待ちしてます(⌒-⌒)
↓ ↓ ↓
https://www.facebook.com/pooon2010
1クリックお願いします
↓
source : テニスのある日々