2016年2月26日金曜日

少し変わったセンターセオリー

ダブルスの際の作戦として

センターセオリー
image.jpeg

というものがあります。

ご存知の方も多いと思います。

効果としては

センターにボールを集めると相手も角度をつけづらく、崩されにくい。
また
角度がついてこないのでポーチボレーに出やすい。

といったものです。

もちろん、これに対して異論はないし、その通りだと思います。

私の場合、これの効果にもう一工夫入れます。

それは、あえて

前衛が取れそうなセンターのコースにゆっくり山なりの低いボールを打つ

というもの。

難しいじゃないか!と言われればそれまでですが、何も速いボールでセンターに集める必要はないってくらいで捉えてください。

あくまで、私の戦い方の一つですので。

さて、これはどんな効果が期待できるのか??


まず、知っておきたい事として

人間の反応は

迷ったら動きは鈍る

という点。

右なのか左なのか迷った時点で足は止まります。

このどうしようもない部分を突くのです。


例として皆さんが前衛にいるとして、相手の打ったボールがストレートに来ました。

自分が取らないとストレートを抜かれてしまいます。

自分が反応して取らなくてはいけません。

つまり、これに対して迷いはありません。

ある程度速くても最大限の反応を見せることでしょう。


では

センターにゆっくり来たボール

・・・しかし、若干クロス気味
・・・でも取れなくもない
・・・しかし、取っても低い打点
・・・ペアに任せてもいいかも
・・・ペアに任せた方がいいかも

こんなに迷った時点で、一瞬反応するも、結局手しか出ない。

さらに、中途半端に反応するもんだからペアだって

(え?取るんじゃないの?)

となって足が出ない・・・。


もう、お分かりですよね。

特に相手が並行陣であればセンターにスローボールでエースです。

取られたとしても、足の入っていないボレーで浮いてきたりします。


チェンジアップのような感じですが、一つのボールで2人を手玉に取れるスーパーいやらしいボールです。

確かにコースやスピード、回転、色々と課題はありますが

こういった考え方が大事です。

難点は、ちょっとでも甘く入るとガッツリやられます。
更に、ポーチに絶対出る!と決めてきている人には迷いがありません。
スピードが無い分ほぼ100%やられます。

なので、ロブを混ぜたり、ストレートに牽制したりという布石が必要になります。

この感じは決まるとかなり気分の良いショットで、作戦というか上手く手玉に取った感がでますので是非チャレンジを!


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source : テニス進化論