2016年2月9日火曜日

REVO CV 3.0 と REVO CV 5.0/スリクソン

■スリクソン/Vシリーズがモデルチェンジしました。

rcv30-16-lネーミングについては、誰もが予想したとおり、前回、「REVO X」シリーズが「REVO CX」に変わったのと同様に「REVO V」シリーズが「REVO CV」になりました。
 
「3.0TOUR」、「3.0」、「5.0」、「5.0 OS」という4機種の構成は変わらず、重量関係も含めてスペック数値は前作と全く同じです。

参考小売価格は千円上がって33,000円(+税)になりました。
テニスワンの張上価格は26,400円(税込28,512円)です。

●モデルチェンジが怖い!

前作のパフォーマンスを基本的に引き継ぐモデルチェンジは、当たり前のようで、実はそれほど多くありません。

ウイルソンやプリンスではモデル名が変わってしまうケースが多く、たとえモデル名が同じでも性格がガラッと変わってしまうことも少なくありません。
その点、バボラとスリクソンは前作踏襲型のモデルチェンジが多いようです。

でも、ピュアドライブの前回のモデルチェンジでは性格が大きく変わったと私どもでは判断していますので、そう安心してもいられません。

特に、ラケットドックでのフィット率の高いモデルについては、モデルチェンジの時期が迫ってくると私どもは不安を感じます。

実際問題として、これまでも、フィット率の高いモデルがモデルチェンジで性能が引き継がれることなく消えてしまったケースは少なくありません。

ダンロップ/エアロジェル300
ウイルソン/プロスタッフROK102
ウイルソン/STEAM100
ウイルソン/JUICE100
プリンス/NXグラファイト OS
フォルクル/DNX9
フォルクル/パワーブリッジ8

等々、私どもが名品だと思っていたモデルが、モデルチェンジによって全くフィットしないモデルに変わってしまいました。

ラケットドックでフィットしないモデル(=プレーパフォマンスが良くなる可能性のないモデル)については、性格が変わってしまうモデルチェンジのほうが望ましいのですが、そうそう都合よく行かないのが現実です。

●キープコンセプトに一安心

本題に戻りますが、今回のVシリーズのモデルチェンジについては、新作を打ってみて一安心というところです。

基本的にキープコンセプトで、これまでのパフォーマンスがスポイルされるような変更ではありませんでした。

少なくとも、私どもがラケットフィッティング上でこのシリーズの各モデルに求めている役割が大きく変更されることはなさそうです。

ですから、「REVO V3.0」を使ってきた方が新作の「REVO CV3.0」を打てば、「ちょっと変わった」と感じる可能性が高いと思われますが、そうでない方の場合は、違いがよくわからないかもしれません。
それくらいの変化だと考えていただいて良いと思います。

「3.0」、「5.0」、「5.0 OS」を打ってみて私が相対的に感じた「ちょっとした違い」は、「剛性感が増して歯切れの良い弾き感が前作より前面に出ている」という感じです。

もともと、Vシリーズはそうした性格のモデル群なのですが、前作ではそれがちょっと後退して、ノリ系の味付けが「隠し味」程度に加わったように感じていましたので、原点回帰的な印象でもあります。

使っている材料は同じですが、最後の味付けの段階で、コショーをちょっと強めに利かせたという印象です。

●持ち上げやすさ!?

ただ、「歯切れの良い弾き感」といっても「あっけない感じ」ではなく、「しっかり食い付く感じ」があります。

カタログの記載で、『奈良くるみ選手の「スピンのかけやすさ」と「ボールの持ち上がりやすさ」という要望に応えた』とありますが、これはちょっと共感できます。

ただ、「持ち上がりやすさ」という言葉は誤解されやすい面があると思います。

「打球を持ち上げやすい」というのを「球筋が上がりやすい」というふうに受け取ると、実際に起きることと逆の解釈になってしまうからです。

ラケットフィッティング上は「持ち上がりやすさ」=「こぼれにくさ」です。

合わないラケットで打つと、ボールのつかみが悪いので「こぼれる」という現象が起きて、何気なくスッとネットすることがあります。

そうすると、誰でも想定外のネットがイヤなので、打球軌道を上げてネットを防ごうとして、その結果、高い弾道のボールがアウトするケースが増えるというようなことが起こります。

つまり、「こぼれやすいラケット」=「持ち上がりにくいラケット」ほど結果的に打球軌道が上がりやすいわけです。

これは飛ばないラケットほどアウトが増えるというのと同じ仕組みで、プレイヤーの運動変化が介在することでラケットの特性と反対のことが起きるのです。

ですから、「持ち上がりやすいラケット」では、ネットを恐れずに安心して低い軌道で打ち出すことができるので、回転量の少ないフラット系の打球をネットギリギリに打ち込むことが可能になるかもしれません。

カタログではCVシリーズはスピン系に分類されていますが、相性次第ではそうとも限らないということです。

ただ、これらはあくまで私個人が感じたことなので、誰もがそう感じるだろうということではありませんのでご了承ください。

●デザイン等myface02

4モデルの基調カラーには変更がないのですが、黒のスペースが拡大しているので全体にかなり黒っぽく見えます。かなり「強そう」になってしまった感じです。
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source : 合うテニスラケットを選んで戦力アップ