ボレーの際によく言われるフレーズで
ボレーのラケットセットはラケットを立てる
というのがあります。
題名にもしたように半分ホントで半分ウソ。
ミドルボレーやハイボレーなどでは確かにラケットヘッドは立てます。
しかし、ローボレーの際にはヘッドを立ててセットすると、むしろ力が入りません。
このフレーズの中に隠れている大事な意味とは
ラケットと腕の角度をキープする
というところです。
角度は決まっていませんが、120度くらいでしょうか。
こんな感じです。
力の入る手首の形や、持ち方によってこの角度は変わってくると思いますが、ガチガチに固めないにせよ、この手首の角度をキープすることが大事です。
低いボールに対してラケット面を低めにセットしてこの角度を作ってみると当然ラケットは地面と平行に近くなります。
この場合、ラケットは立ててセットするというフレーズは当てはまりません。
低いボールに対してもラケットを立ててセットしようとすると、手首の角度は90度とか80度とかにしなくてはいけません。
相当膝を曲げても厳しいでしょう。
また、到底力の入る形ではないと思います。
かといって、逆もダメです。
低いボールの時に手首の角度が180度、つまり腕とラケットが真っすぐに近くなると、今度はボールの勢いに負けて面が開いてしまいます。
結果として何とかスウィングして飛ばせるものの、シュート回転がかかり、右に振り遅れるような感じになります。
逆クロス方向へ打つ場合などは、地味にこの打ち方がハマってしまうだけに、これでいいやとなりやすいので気をつけましょう。
また、弊害として純クロスへキレのあるボールが打てなくなってしまいます。
フォアボレーではヘッドを立ててセットというより、この手首の角度をキープすることに注意して練習してみましょう。
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source : テニス進化論