2016年7月28日木曜日

バックハンドストロークのポイント(片手編)

皆さんご存知の通りテニスのバックハンドストロークには2通りあります。

片手バックハンド
両手バックハンド


です。

題名にした「バックハンドのポイント」とは、私がコーチとして生徒さんのバックハンドを見る際にチェックするポイントです。

それは

順回転が掛けられるスウィングかどうか

です。

ボールを打つ際のスウィングを見れば、大体回転がわかります。

特に片手バックハンドの方で順回転が掛かっていない方のボールの回転は「シュート回転」になってしまっています。

両手バックハンドの方の場合、左手でこねたり、押さえ込んで順回転が掛けることができるのでその辺を細かくチェックします。

フォアハンドと違い、バックハンドは右手で考えると「裏拳」になります。

つまり、手の甲側でスピンを掛けていかなくてはいけません

なので、若干融通の利かない場合が多いでシュートしてしまいがちです。

もちろん、振り遅れればシュート回転確定です。

ボールがフェイスの根元からヘッド側に滑ってしまうからです。

スピンを掛けるにはインサイドアウトのスウィング軌道が大切です。

しかし、インパクトの際に前への押しが出せずに右肩が開いて、つまり体の回転でパワーを出そうとするとインサイドアウトでガットがボールを捉える前に振り抜いてしまいます。

そうなってしまうと先程の振り遅れ同様シュート回転になってしまいます。

こちらは先輩コーチのバックハンドです。

インパクト前
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インパクト後
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インパクト直後は右肩は残ったままですね。
最終的に右肩は開きますが、ガットがインサイドアウトでボールを捉えた後の開きなんですね。

このタイミングが非常に大事だと思います。

以前に動画の使用許可を得ているので載せちゃいます。
永井コーチの片手バックを球出しで。

最近ではワウリンカをはじめ多くの選手がかなり開き気味に打っていますが、相当腕力、胸筋のパワーが無いとスピンは掛けにくいと思われます。

やはり、我々一般人は少し横向きキープでヘッドを返してスピンを掛けられるようにした方が良いでしょう。

そのためにもう一つ。

この左手の残し方。
image.jpeg

下に残すのは当然ですが、親指が下向き

これにより開きづらい体のつくりになるので参考にしてみてください。


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source : テニス進化論