2017年9月29日金曜日

観察力を上げるにはズルさも必要。

「ズルい」というと悪く聞こえてしまうかもしれませんが、良い意味のズルさと捉えてください。

このブログでも何度も触れている点ですが、ボールの落下点や変化を予測する上で「見る」だけではなく、「観る」ことが大切です。

つまり、観察力を上げていかないといけません。

私自身の話をさせてもらうと、高校生からテニスを始めました。そして、高校の頃も真面目にやらなかったほうです。

大学に行き、テニスにはまり、何とか勝てるようになりたいと思った感じです。

身長もあるわけでもなく、パワータイプでもない、しかも小さい頃から長年テニスをしていたわけでもない私は上手な相手に勝つためによく観察するようにして何とか勝負できるようになっていきました。

道具を使うスポーツ、相手とのコンタクトのないスポーツはこれができるんです。

予測が甘い人は、この観察力が足りないように思えます。

例えばバウンドして変化するボールに対して、初見で空振りしたとします。

誰だって空振りなんてしたくありません。

そこで空振りしないようにするために対策をしていきますが、2通りに分かれます。

・バウンド後、何とか手先で合わせるという対策

・相手の打ち方、ボールの感じを観察して変化を読むようにする対策


当然、後者の方が良いです。

空振りした時に

あんな風に打つとこうバウンドするのか

とか

あんな感じのボールに対してこの人はこういったボールで返球してくるな

と観察できるかどうか。

そして、その観察力を上げるには、何とか相手のクセだったり打つボールの感じを

盗んでやろう!

というズルさが必要になってきます。

変化に対して腕力で何とかしようでなく、クセを読んでやる!という感覚です。

ここで私のズルさを紹介しましょう。

秘密ですよ。

自分はリターンとします。

相手はビッグサーバー。

何とかコースを読みたい...センターかワイドか...

そんな時、サーブを打つ前の相手の目線を観察してみましょう。

お分かりの方もいるかもしれませんが、センターを狙っている時はセンターを見て、ワイドを狙っている時はワイドを見ていたりします

さすがに凝視はしていないでしょうが、ちょっと長く見ていたりします。

絶対ではありませんが、打つ前にやはり狙うポイントを見ていることが多いです。

秘密ですよ〜。

そう、ズルいでしょう?

しかし、これで相手の打ってくるサーブのコースが読めたりします。

今回の話とは少し違いますが、そういった「ズルさ」を持てば観察力が上がり、その結果変化への予測がついてくるかもしれませんので疑う目を養いながら良い意味でのズルさを持ちましょう。


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source : テニス進化論