Ena Shibahara & Brandon Holt @ 2017 Oracle ITA Masters
9月の末にカレッジテニスの最初の大きな個人全国大会としてロサンゼルスのマリブで開かれた 2017 Oracle ITA Masters 。結果から先に書くと、柴原瑛菜選手、ブランドンホルトと組んだミックスダブルスは優勝。シングルスは準優勝でした。
マリブはLA方面からいくと、サンタモニカを抜けて1車線海沿い道路を20分ほど走るしかアクセスがないので、奥まったプライベート感があって+海沿いがすぐ丘になっているのでセレブが多く住む地域。海沿いの道は唯一のため渋滞することも多くて、LAに住んでいても意外に遠いのが玉にキズです。運転中の景色は良いんですけど、あまり観てるわけにもいかないですからね(笑)。
今大会のメイン会場は、それは素敵なマリブラケットクラブですが、近くにはペッパーダイン大学もありそちらも補助会場として使われていました。
ボクが訪れたのはシングルス準決勝+ミックスダブルス決勝の日で、最終日の前日。ブランドンホルトのお母さんであるトレーシー・オースチンも居ましたし、リンゼイ・ダベンポートも観にきてました。2人ともテニスチャンネルファミリーですね。
瑛菜選手のシングルス準決勝の相手はリリーミヤザキ選手。リリーという名前から、完全にこっちの選手かと思っていましたが、調べてみたら日本生まれなんですね。百合子リリー宮崎でした。ただ、育ちはイギリスで日本語はカタコトと後から知りました。最近、ハーフだったり、海外生まれだったり、海外育ちだったり色んなバックグラウンドの日本人が増えて嬉しいです。ボクは日本の血でも技術でも人でも、どんどん世界に出たら良いと思っているので。
試合はブレイクしたりされたりもありながら競り続け、タイブレーク2つでスプリット(ワンセットオール)。最終セット瑛菜選手が抜け出たところからそのまま勝利でした。
決勝に進んだ柴原えな選手、翌日オンラインで試合を観ていましたが、こちらも競り続け、マッチポイントも多分5本近くあったと思いますが取りきれずに準優勝でした。惜しかった。。
主要な試合動画は上にリンクした大会のページから観られますので是非!
女子の準決勝後、男子準決勝が行われ、その後ミックスダブルスでした。ミックスダブルスはエキシビジョン的な感じというのもあるのか、リラックスした感じで行われてました。瑛菜選手のパートナーはブランドンホルト。同じエリア出身ということもあって10年前からすでに組んでいました。ホンノ10年前ですが可愛らしいですね〜(笑)。数年前の2人のミックスはこちらでもお伝えしました。
Nearly 10 years later, these two will team up in the finals of the #OracleITAMasters!
— ITA Tennis (@ITA_Tennis) 2017年9月24日
Holt/Shibahara vs. Schretter/Harris at 6PM PDT pic.twitter.com/JTYCalqk3c
今となってはLAを代表する別々の2大学に進んだ、瑛菜&ブランドン。この2大学はどちらも勉学、スポーツ共に優秀で、いつも競り合う超ライバル。2校が試合をするときは観客が騒ぎを起こしたりする程。そんな大学同士がペアとして組むっていうものなかなかない光景でした(笑)。
試合は観ているこちらも楽しめる程の余裕な展開。組み慣れている強さもあるんでしょうね〜。ブランドンは相変わらず、シングルスでもそうでしたが、パワーだけでない唸るほどの巧いテニスで、瑛菜ちゃんが思う存分プレイしてました。試合後「ミックスは女の子が狙われるから大変だよね〜」なんて瑛菜ちゃんに声をかけたら「思いっきりぶつけていけるから楽しい!」って言ってました(笑)。確かに瑛菜ちゃん、兄2人を倒したくてテニス頑張ってきたんでした(笑)。(N)
陽も落ちてきた頃にちょうど表彰式でした。
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア