フェデラーはコキナキスに敗れ世界ランク2位へ後退します。6-3 3-6 6-7
う〜ん、残念でしたね。クレーをスキップするなら、このマイアミで完全燃焼してほしかったです。
疲れがと言われますが、この3月はインディアンウェルズとマイアミだけで、通常のツアーに比べれば日程は楽です。3月18日にデルポトロとやって1週間空いてますから、それは言ったらダメだとおもいます。
デルポトロなんかは2週連続優勝でアカプルコからインディアンウェルズにマイアミも1回戦を戦っており、これは本当に過密だなぁっておもいます。今から錦織と戦いますね。
それで試合を振り返って、この試合はサマリーだけ見るとトータルポイントも含めてフェデラーがほとんど上回ってる。コキナキスのサーブも良かったのですけど、フェデラーの方がエースの数もポイント獲得率も良い。
コキナキスは7本もダブルフォルトしてるんですよね。
3rdsetは実際コキナキスにかなり隙はあった。2-3で10分かかったゲームではブレイクポイントも2.3度あったけど、コキナキスが要所はサーブでしのいだ。でもフェデラーのストロークはかなり弱気で振り切れてなかったし、リターンはスライスで返してばかりだった。フィーリングが悪いって感じましたね。
そして、3-4の場面でコキナキスは2回ダブルフォルトしてるのですが、活かせなかった。2ndサーブでフェデラーは後方に下がるのですが、これだと間合いがコキナキスでポイント失う。勝負所は前に構えてプレッシャーかけてほしかった。それこそセイバーなんてしたら面白かったでしょうね。
5-6の場面では0-30 となりチャンスで2ndサーブをバックハンドスライスで返してネットに詰めるもリターンがアウト。
個人的にはこのリターンアウトがめちゃくちゃ痛かった。面白い発想だったし、アウトしなければ決まってた可能性高い。良い間だったし…
その後は、打ち合いからコキナキスがこの日1番と言っていいほどのフォアクロスウィナーが決まる。これはお見事だった。
そこからタイブレとなり、敗れるわけですけど、フェデラーに運も味方することは多いですが、今日はちょっと違ったかな。
コキナキスはもともとサーブ、フォアが良くてキリオスなんかとも比較されてました。タイムバイオレーションで注意された後のサービスエースだったり、要所でのビッグプレーであったり素晴らしいプレーでした。
フェデラーのコメント「この試合のあとには、僕は1位の座を失うに値すると言えるだろう。そんなふうに、今感じている」「チャンスを手にするたびに、悪いことが起きた。自分自身の判断ミス、彼のよい判断…がっかりだ。今日、どうして満足できるレベルに至れなかったのかが、分からない」
コキナキス フェデラー
| Aces | 7 | 9 |
| Double Faults | 7 | 3 |
| 1st Serve | 52% (57/110) | 65% (55/84) |
| 1st Serve Points Won | 77% (44/57) | 82% (45/55) |
| 2nd Serve Points Won | 55% (29/53) | 55% (16/29) |
| Break Points Saved | 80% (4/5) | 67% (2/3) |
| Service Games Played | 15 | 15 |
| 1st Serve Return Points Won | 18% (10/55) | 23% (13/57) |
| 2nd Serve Return Points Won | 45% (13/29) | 45% (24/53) |
| Break Points Converted | 33% (1/3) | 20% (1/5) |
| Winners | 25 | 39 |
| Unforced Errors | 27 | 31 |
| Net Points Won | 82% (9/11) | 72% (26/36) |
| Return Games Played | 15 | 15 |
| Service Points Won | 66% (73/110) | 73% (61/84) |
| Return Points Won | 27% (23/84) | 34% (37/110) |
| Total Points Won | 49% (96/194) | 51% (98/194) |
マイアミは残念ですけど、全豪連覇にロッテルダム、インディアンウェルズ準優勝は素晴らしいです! テニスは1回戦で半分いなくなるスポーツです。こんな時もあります。
フェデラーはクレースキップでプレーを見れないのは寂しいですが、ハレ、ウィンブルドンに期待しましょう!
source : テニスのある日々