こんばんは
30度を大きく超え、
35度を超える猛暑日も
各地で観測されています
かじかむ冬の寒さは
もう思い出す事が出来ません
この三連休、愚息の勇弥は
東日本選手権にエントリーしましたが、
友人の結婚式に招かれ
日曜日に岐阜へ行く事になって
東日本選手権は欠場でした。
という事で、土曜日は
中学生の印旛郡総体の
女子個人戦を観戦に行きました
愚息どもの母校でもある
富里中学校は、熱心な指導者に恵まれ、
とても雰囲気が良いと感じます
印旛郡の範囲は、佐倉市・成田市・印西市
四街道市・八街市・白井市・富里市
栄町・酒々井(しすい)町の9市町。
総人口は66万人を超え、
県内2位の船橋市(約63.5万人)をも凌ぎます
中学校ソフトテニスの印旛郡大会は
男女が別の会場で実施されるので
オトコ家族のウチでは男子会場しか
行った事がありませんでしたが、
昨年辺りから女子の会場へ出没しています
もちろん、お目当ては富里中学校。
今の世代は、新人戦の団体で優勝、
団体戦選手権では準優勝と
印旛郡で上位をキープ
今回、観戦させて頂いたのは
個人戦で.ベスト8に入ると
県総体へと駒を進める事が出来ます。
朝から猛暑のなか、
熱戦が繰り広げられ、
富里中から出場した5ペアのうち、
ベスト16に2ペアが残りました。
どちらのペアにも県総体へ
行ってほしいと願っていましたが、
ベスト8入りは1ペアとなりました。
でも、100ペア近い出場ペアの中から
ベスト8に入るのは簡単ではないので、
1ペアでも権利が取れてよかった
翌日の団体戦は.ベスト8までで
来週に持ち越しとなったようですが、
富里中は残っているそうなので、
是非とも優勝してほしいですねぇ
さて、前回の記事で
組み合わせを掲載させて頂いた
印旛郡市民体育大会のソフトテニス競技。
試合形式は、男女とも3ペアの団体戦で、
4チームの予選リーグを行い
それぞれ2位までのチームが
決勝トーナメントへ駒を進めます。
印旛郡市民体育大会では、
成田市は含まれませんので、
8市町の対抗戦で、
選手はもちろん各市町の住民。
高校生は2人までOKで、
高校の所在地からでも出場出来ます。
それでも、チームの選手集めは一苦労
富里市の男子チームは若い選手を
獲得する事が出来ませんでしたが、
幸いにも、富里市女子チームは、
高校生2選手と、今年高校を卒業した
2選手を獲得する事に成功
なかなか、10代の選手を
4名も揃える事は難しいですからねぇ。
若ければ良いというわけではありませんが、
毎年、梅雨明けの炎天下で行われますので、
若さは大きな武器になります。
開会式。 会場の白井運動公園コートは
砂入り人口芝コートが6面あります。
注目の富里市女子チームの初戦は
栄町チームとの対戦でした。
今年、敬愛学園高校を卒業したばかりの
鈴木選手と岩渕選手のペアは、
2ゲーム連取と絶好のスタートでしたが、
ジリジリと追いつかれて逆転負け
お二人とも、高校では県大会の常連ですが、
ここでは緊張している様子で、
特にレシーブが乱れたのが痛かった。
2番戦は、成田高校3年生の森田選手と、
千葉黎明高校3年生の長沖選手のペアが出陣。
森田選手は高校県総体4回戦、
長沖選手は同総体で3回戦まで進出。
富里中学時代はペアを組んでいました
負ければチーム負けが決まってしまうので、
初陣の高校生ペアにはきつい状況でしたが、
うまく流れをつかみ勝利
そして、3番戦は昨年準優勝の立役者、
エースの林選手と川嶋選手のペアは、
殆どノーミスの安定した試合運びで勝利
これで、チーム勝ちです。
女子チームの2対戦目は、
昨年の決勝戦と同じカードで佐倉市との対戦。
私は、愚息が出場させて頂いた時から
8年ほど毎年見ている本大会ですが、
女子の佐倉市チームが優勝しなかったのは
ただの一度も見ていません
高校や社会人で実績の有る選手が揃い、
ここに勝つのは難しいのですが、
昨年は予選リーグで白井市に敗れ、
よもやの2位抜けでしたが、
決勝トーナメントでは圧勝で優勝
今回も、富里市チームは歯が立たず、
1番から3番まで枕を並べて討ち死に
やはり、佐倉市チームは強い。
これで、3対戦目の八街市チームに
敗れてしまうと、決勝トーナメントには
進む事ができなくなってしまいますが、
実は昨年は予選リーグで対戦して敗退。
このチームのエースペアはとても強く、
残りの2つを取りたいものですが・・・・
ここで、富里市女子チームは
なんと思い切ってペア替えを敢行
今回は、後衛5名、前衛3名の
ややバランスを欠いたメンバーでしたが、
若い後衛をダブル後衛にして、
ベテラン後衛と若い前衛のペアを
2ペア仕立てて八街戦へ
1番戦は、ベテランの林選手と
高校生の長沖選手とのペアでしたが、
これが絶妙に息が合うペアとなり勝利
2番戦も、ベテランの中山選手と、
若い岩渕選手とのペアでしたが、
強豪ペアから1ペアを取ったものの
こちらは敗戦となり3番勝負へ。
3番は、高校生の森田選手と
1つ年上の鈴木選手とのW後衛。
これは、バッチリはまって、
なんと失点は1点のみという
完璧な戦いで勝利
厳しいと思っていたリーグを
なんとか2位で抜けました
このペア替えを思いついたのは
エースの川嶋選手だったそうですが、
たった2試合で決断するとは、
流石に百戦錬磨の選手ですねぇ。
一方の富里市男子チームですが、
第一対戦の八街市チームとの対戦を
1-②で落とし、第二対戦の
佐倉市チームには0-③。
第三対戦の栄町チームとの対戦は
②-1で勝利となりましたが、
残念ながら得失点差でリーグ3位。
決勝トーナメントには進出できませんでした
さて、決勝トーナメント初戦は、
準決勝戦となりますが、
女子チームの準決勝は白井市チームとの対戦。
ここで、富里市チームは、
ペアを戻して戦う事を決定。
これも川嶋選手の発案だそうです。
1番戦には、鈴木・岩渕ペアが出陣。
もう緊張感は全く感じられず、
優位に試合を進めていたところ、
隣のコートが空いて2番戦が開始。
ほどなく1番戦が勝利で終わり、
そのコートで3番戦がスタート。
2番戦は森田・長沖の高校生ペアで、
3番戦は大竹・川嶋の成田高OGペア。
2番戦は、先行される苦しい展開でしたが、
3番戦は、逆に先行する展開でG3-1。
3番戦の6G目にマッチが来ましたが、
これを凌がれてしまいファイナル入り。
すると、苦しかった2番戦も
なんとか追いついてファイナル入り
どちらの対戦もP3-3と拮抗しましたが、
先にマッチを取ったのは2番戦の
富里チームのペアでP6-3。
1つ返されてチェンジサイズの時に、
3番戦もP6-3とマッチが入りました。
そして、2番戦が勝利を決めた数秒後、
3番戦でも富里市ペアの勝利が決まり、
これで昨年に続き2年連続の決勝進出です
決勝戦の対戦相手は、佐倉市チーム。
この日の予選リーグでの対戦では
手も足も出ませんでした
富里市の女子チームは、
50歳以上の4選手と、
10代の4選手との極端なチームですが、
ここで、再び先ほどのペア替えオーダー。
正直に言うと、
このペア替えオーダーでも
佐倉市チームには厳しいと思っていましたが、
通常オーダーでは、さきほどの対戦で
勝負が決まっていると思いましたので、
こちらには、これしかありません。
試合開始は午後4時30分を過ぎ、
3面展開でのスタートとなりました。
1番戦は年長の中山選手と岩渕選手、
2番戦はベテラン林選手と長沖選手、
3番戦は鈴木選手と森田選手とのペア。
最初に勝敗が決したのは2番戦でしたが、
相手ペアはインハイやハイジャパでも
実績を残した強豪ペアですので、
これは仕方ないように思いましたが、
随所に好プレーが出ていました
2番戦は優勢に進み、
3番戦はG1-2での折り返し。
(チームワークも良かったです)
2番戦でベテランの中山選手が、
相手の速い打球に慣れてきて
拾うだけでなく強打も出るようになり、
今日の初戦でレシーブに苦しんだ
岩渕選手は、もはや嘘のように
自分のプレーに徹していました。
しかし、相手ペアも若く強く、
とうとう追いつかれてファイナル入り。
3番戦は、2人の後衛が
気持ちよくラケットを振って、
決勝戦ですが、とても楽しんで
プレーしているような印象で、
G3-2と逆転に成功
2番戦はファイナルのP4-4まで進み、
そこから2点取って待望のマッチ
ここで、相手のアタック気味の
センター狙いのシュートを
岩渕選手がシッカリと止めてゲームセット。
勝ちました
その時点で、3番戦の6G目は、
なんと富里市ペアのP2-0リード。
マジか
なんだか、現実なのかどうかも
わからないくらいでしたが、
しかし、その時が来てくれました。
いや~、素晴らしい
予選リーグでの敗戦から数時間、
同じ佐倉市チームに勝てるとはねぇ
今大会の結果です。
表彰式、優勝カップの授与
競技委員長のお話しでは、
女子の佐倉市チームの優勝は
10数年連続だったという事でした。
おめでとうございます
前列左から鈴木選手、森田選手、
長沖選手、岩渕選手、
後列左から大竹選手、林選手、
中山選手、川嶋選手、落合監督
8選手全員が勝利するという、
まさに団体戦の妙を
垣間見ることが出来ました
私も、愚息が高校2年生の時に
参加させて頂いて以来、
この大会を見てきましたが、
女子の佐倉市チームは
圧倒的でしたからねぇ。
その愚僧が高校2年生の時は、
男子チームが優勝しましたが、
今度は女子チームの優勝に
立ち会う事が出来るとは
夢にも思っていませんでした
富里市は、今大会参加の6市の中では、
もっとも人口が少ない市で、
ジュニアチームはありませんが、
今回は富里中出身の娘達がやりました
左から長沖選手、森田選手、
岩渕選手、鈴木選手の富中娘
白井市運動公園は同市の神々廻(ししば)地区に
ありますので、サッカーになぞらえて
今回の女子富里市チームの優勝は
「神々廻の奇跡」と言えるでしょう
感動的な試合を観させて頂き
ありがとうございました。
では、また~
source : ソフトテニス 勝手録