それでは、アシックスの一番人気モデルのSPEEDの進化について少し。
4代目になりますが、フルモデルチェンジです。
私は歴代最高の出来ではないかと思っています。
2から3へとマイナーチェンジしたときに、アッパーの耐久性を上げたため、やや硬く(きつく)感じるという声もあったのですが、そのあたりも改善されています。
なにより、新素材、新機能が搭載されました。
名前が、「SPEED FF」になりましたが、「FF」というのは、「FlyteFoam(フライトフォーム) 」の略です。
(ファイナルファンタジーではありません・・・)
テニスでは、先に「CORT FF」に採用されましたが、アシックスがランニングシューズなどに採用している独自開発の軽量スポンジ材です。(クッショニングシステム)
競技ごとの動きにあわせて硬度や発泡率などを調整し反発性も持たせているそうですよ。
「FF」が付けられたシューズは、「飛ぶような走りを実現!」が売りになっていると思います。
そして、もう一つの大きな変更は、シャンクです。
靴底中部に俊敏性をサポートする樹脂製補強材「TWISTRUSS(ツイストラス)」を搭載しました。
縦方向への過度なねじれを抑え、ななめ前方への動きをスムーズにするよう切り込みを入れることで、軸足でしっかり踏ん張りながら素早い切り返しができるようになっています。
「SPEED 3 OC」 と比較していきます。(グレーが、SPEED 3 OCです。)
26.0cm片足で、重量が、「SPEED 3 OC」が340g、
「SPEED FF OC」 が312gでした。
ソールパターンも、オムニクレー最強の「オムニテレイン」のパターンが採用されています。
各メーカーで流行の斜めパターンになりました。
シューレースはパワーホールドシューレースで、間隔もやや狭くなりました。
「TWISTRUSS(ツイストラス)」の採用のためか、足の入口もやや斜めになっています。
アッパーの変更も大きいです。
中足部はタイトに感じますが、前足部は、アッパーが柔らかくなったためか、前モデルよりゆるやかに感じます。全体的にはソフトなフィット感になりました。
ヒールカウンターもやや内側に倒れる形で、内側の素材も厚くなったためホールド感が増しました。
こちらも柔らかな素材になり、フィット感も良いです。
トーナメントモデルですので、タイトです。(ゆったりモデルがお好きな方には向きません。)
ですが、軽量なのに安定感がある。タイトだけど柔らかなフィット感があります。
「飛ぶような走りを実現!」は大げさでもないかもしれません。
ぜひ、試履きをしてみてください。
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source : テニスショップ裏日記