全国の指導者、プレーヤーの皆さま、こんにちは。
NTT西日本ソフトテニス部の丸中大明です。
先日、インドネシアで行われました「アジア競技大会」に日本代表として出場してきました。しかしながら、ご存知の通り、ライバル韓国を打ち破ることが出来ず“銀メダル”で帰国しました。
初代表として自分のプレーが通用したところ、まだまだ未熟なところ、挙げたらキリがありませんが、私がアジア競技大会までに取り組んだことを紹介したいと思います。皆さんの日々の練習や指導の参考になれば幸いです。
◎目標・課題を書き出してみよう!
「インドネシアへの取り組み」として書き出し、常に目の届くところへ貼る‼
日本代表に選出され約3ヶ月間、アジア大会に向けて、まず行ったのが「アジア大会でライバル国に勝つ為にどうするか」は何であるのか紙に書いてみました。
以下はその一部の内容です。
●フィジカル面
【課題】
→持久力を求められる試合で、ゲーム終盤になると疲労から動きが遅くなってしまう。
→スマッシュを追う反応力とスピードが遅い。
●メンタル面
【課題】
→集中力に波が有り、パフォーマンスの上下が激しい。
→ゲーム中、相手を分析する余裕がなく、漠然と試合を進めていた。
これだけの事だったら、普段から頭の中で意識すればいい。と思う方もいるかもしれません。しかし、自分のやるべき事を文字にして書く事によって、紙と「睨めっこ」する時間を作りました。貼った紙を目にする度に、「自分の目標」と「目標の為にどうするか」を鮮明に目で確認する事が出来るからです。
些細な行動ですが、それを意識的に継続してやりきる事で、日を跨ぐ毎に、「アジア大会で勝つ為にどうするか」のプロセスを改善する事が出来ます。怠け心にも打ち勝つことが出来たと思います。
自信やメンタルの強さは、試合で勝ったり、経験豊富だったり、厳しい練習を課したりもそうですが、「これをやる‼」と自分で宣言し、逃げずに取り組むこと、すなわち「日々、自分で自分を裏切らないこと」がメンタルの強さに繋がるのではないかと思います。
◎アジア大会を通して
勿論、1つのプレーの技術や試合を優位に進める為の戦術など、各国の選手毎に違った色があります。ですが、ソフトテニスのレベルはアジア大会となると、比較的に大きな差はないと感じました。私は国別対抗戦のダブルスのみ出場しましたが、全試合を通じて、1ポイントの価値が途轍もなく大きいモノだと感じました。
それを痛感したのが、国別対抗戦の韓国との決勝戦でした。振り返れば、レシーブゲームであの一本が取れれば…と思う場面が何度もありました。それに対して韓国のキム・ドンフン、キム・ボンジュンペアは勝負所で不利な体勢からでもどんどん攻めてきました。一本一本に対する執着心は非常に大きく、最後は押し切られたと感じました。
私も、上述したように良い心の準備で大会に挑めましたので、メンタル的な波はあまり無かったのですが、ここ1本の執着心は韓国にはまだまだ敵わないと感じました。
あの韓国の執着心、あの1本の悔しさを忘れず、これからも「自分で自分を裏切らない」日々を過ごしながら、心技体を高めていきたいと思います。
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source : ソフトテニス・オンラインBlog