2019年5月16日木曜日

嗚呼、全国への道

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こんにちは。
ソフメシの荒川です。


春の陽気が、次第に夏の暑さに変わっていくこの時期。 

小学生に始まり中学生、高校生、大学生、そして社会人まで。 

各カテゴリーで夏の全国大会に向けた地方予選が繰り広げられます。 



幅広い年齢層に愛されるこのソフトテニス。

全国への切符を賭けた挑戦は、学生時代だけでは終わりません。

おじさんたちだって、全国大会を目指して戦います。



昨年は無念の予選敗退。


過去記事:決戦の日、全日本社会人予選




今年はペアのあてもなかったので、無理にエントリーすることもないかとも考えていました。



ところが、4月の講習会でたまたまご一緒した鴻巣クラブの来須さんと、同い歳ということもあって意気投合。

お互い一緒に練習したこともなければ、プレーすらあまり見たことないのに、ちょうど全日本社会人(35男子の部)県予選のエントリー期日が迫っていたので、「じゃあ出ましょうか」ということでその場で即決。

ちなみに2人とも同じ前衛(笑)。



はい、私、ダブルフォワードとか練習も含めてやったことありません。



無謀だろうとなんだろうと、まずは予選に参加することに意義がある!

そう考えて迷いなくエントリーする運びとなりました。





お互いの予定を合わせて、大会前に一度だけ自分のクラブチームでペア練習。

ダブルフォワードの経験がある来須さんからレクチャーやアドバイスを受けながら、なんとなく動きを掴んでいきます。

自分のへなちょこストロークで無理に後衛をやるよりは、まだハッタリでも前に詰めたほうがいいかも。

それくらいのかすかな手応えを掴んで、いざ本番へ。




即席ダブルフォワードの挑戦。

新しいことに挑戦するのは、いくつになっても楽しいものです。





そうして迎えた試合当日。



戦いは前日の夜から始まっていました。

土曜は夜遅くまでオフィスで仕事を片付け、日付が変わる前には自転車で帰宅。

その帰宅途中から喉に痛みを感じていましたが、布団に入る頃には猛烈な寒気と関節痛に見舞われました。

ついさっきまで何でもなかったのに、まさかの体調急変!?

薬を飲んで横になってもなかなか寝付けず。



結局、朝になって体調不良はピークに。

体温計を探すも、子供がどこかへ隠してしまったらしく体温すら計れず。

でも確実に体が熱い、だるい、気持ち悪い・・・。



この時点で一瞬棄権もよぎりましたが、もしかしたら組み合わせ次第では会場で受付した時点でストレートに本戦出場となる可能性もゼロではない。

何よりペアに申し訳ない。



とりあえず、這ってでも会場まで行こう。

薬とビタミンCを大量に飲んで、会場を目指します。

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長距離運転が苦手なので、もともとの予定どおり電車とバスを乗り継いで片道2時間。

普段は新聞や本がゆっくり読めるので長い移動も苦ではありませんが、こんなときばかりは神奈川県在住、埼玉県所属の自分に疑念を抱きます(笑)。



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薬が効いてきたのか、起きた時よりはだいぶ体も楽になって無事に会場に到着。



勝った・・・(己との戦いに)。




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会場では開会式1時間前というのに、選手たちが元気にアップしています。

そして、気になるドローは・・・。



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はい!

2番いただきました!!



ええ。

予想はしていました。

実績のない自分と、前回エントリーしていない来須さんとのペアだったので、なんとなくそうかな、とは思っていました。




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早くからアップに励んでいる来須さんに事情を伝え、「無理せず、できることだけやりましょう」と言ってもらえて一安心。

あとは第1試合に向けて軽く体を動かします。



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少し動いたらだんだんとだるさも和らいで、1試合くらいならなんとかいけるかも。

朝、熱を計れなかったのを幸いとして、風邪のことはひとまず頭から忘れ去り、目の前の試合に集中します。



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開会式直後の第1試合。

勝てば全国。

ペア練習の甲斐あってか、1ゲーム目を先取。



「いけるかもしれない!!」




そう思ったところから崩れて自滅するのがいつものパターン。

今回も本当に申し訳ありませんでした!!



終わってみれば、ゲームカウント1-④で完敗。




言い訳がましくウダウダと前置きしましたが、負けたのと体調不良は関係ありません。

ただの実力不足です。




残念ながら今年も全日本社会人への出場は叶いませんでした。

毎度のことですが、県の大会で1回勝つことの難しさを痛感します。

でも、簡単じゃないからこそ挑戦のしがいがあります。



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自分の夢である「シニア80までに日本一」



実は、これを講習会のときに恥ずかしげもなく話したら、「自分も同じです!」と力強い握手で返してくれたのが来須さん。

だからこそ今回ペアをお願いしました。

こんな下手くそに付き合ってもらってありがとうございました!

まだまだ先の長い道のりですが、今後とも機会があればよろしくお願いいたします。



令和元年度(2019) 全日本社会人選手権大会県予選会 試合結果
埼玉県ソフトテニス連盟 > 大会結果 > 2019年度大会記録 > 全日本社会人選手権大会県予選会





「長く続けていれば、いいことがある」



今もコートで活躍する諸先輩方が口を揃えて言うのがこの台詞。



今回、試合は残念な結果でしたが、嬉しいことが一つ。

ちゃんとご挨拶したいと思いつつ、なかなか機会のなかった方にご挨拶できました。

埼玉県ソフトテニス連盟の理事長であり、日本ソフトテニス連盟でも広報委員長を務める山下晴海さん。



私が長いブランクから40歳手前で競技を再開して、いつかは勝てると信じて頑張りますという話をしたら、やはり前述の台詞をおっしゃっていました。



「長く続けていれば、いいことがある」




中学や高校を卒業したって、大好きなソフトテニスにはいつだって戻ってこられる。

そういう環境を作っていきたい。

改めてその想いを強くしました。





山下さんと「星合の空」の宣伝にパシャリ。

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多くの人気アニメを手がけた赤根和樹監督が、原作・脚本・監督を務める最新作。

ソフトテニスを題材にしたオリジナルテレビアニメ『星合の空(ほしあいのそら)』は、2019年10月からTBS・BS-TBSほかにて放送開始です!

まずは公式サイトで事前チェック!!


星合の空




ソフトテニスをしている人、していた人。

指導者、親御さん、関係者のみなさん。

全員観ましょう。

そして、ソフトテニスをしていない友達にも勧めましょう。





負けたのに、妙な満足感に浸りながら家路につきます。

今度は朝とは逆に薬が切れてきたのか、電車に揺られているうちに猛烈な寒気に襲われ、どんどん気分が悪くなっていきます。



フラフラになりながら自宅に戻り、妻が探しておいてくれた体温計で計ってみると・・・。

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ガーン!!

思ってたよりもだいぶ高ーっい!




そこから慌てて布団に潜り込み安静に。

熱は下がるどころか、その後40度を超えていっこうに収まる気配なし。

病院嫌いの私もさすがに観念して、妻に連れられ休日夜間診療へ。

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検査してもらったところ、インフルエンザや溶連菌などは陰性で結局原因よくわからず。



解熱剤をもらって帰り、そこから約2日間寝込みました。。。

体調が優れないのに、無理してテニスの試合行って風邪をこじらす困った大人。

良い子は真似してはいけません。




これから大事な大会を控えた人も多いはず。

勝負の夏に向けて、日頃から体調管理には十分気をつけてください!




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source : ソフトテニス・オンライン