大型台風19号が日本に接近しています。
困りましたねぇ・・・
ラグビーをはじめ、様々なイベントもありますのに・・・
でも、被害が出ないことが一番ですもんね。
みなさまも十分お気をつけてください。
花キューピット、東レ、楽天と、それなりに盛り上がったテニス界ですが、テニスの小売業界は年々縮小傾向とも聞きます。
まぁ、うちのような小さな店でも感じますし、大型スポーツ店のテニス売り場も縮小傾向ですよね?
お客様もネットで商品を購入される方が増えていますし、メーカーさん自体も自社の直販サイトに力を入れています。

「小さなテニスショップは必要ないのか?」
「ガット張りがあるから必要でしょ?」とよく言われますが、テニスクラブやスクールなどテニスコート施設にはマシンが必ずあります。
大型スポーツ店にも必ずありますし、ホームストリンガーさんも多くなっています。
でも、私は、小さくてもテニス専門店は必要だと思っています。
(そう思っているから、続けているのですが・・・)
今年の夏にこんな新聞記事を見ました。
関西のお客様では、「シューズはアシックスが一番!」と思っていらっしゃる方も多いです。
それ自体が間違っているとは思いませんが、会社としては、2018年12月期は赤字でした。
米国でのランニングシューズの不振が大きかったようです。
アシックスは2010年代初めのランニングブームで業績を拡大していきました。
ブームが落ち着くと、ランナーは多様化していき、ナイキは普段使いのできるスマートな商品を販売していきました。
業績の低下したアシックスも焦りから、カジュアル路線にかじを切りました。
若者が多い量販店を重視しましたが、ブランド離れも進み、売上高は3割以上も落ち込んだそうです。
本格ランナーの期待も裏切る形になりつつあったそうです。
今年の5月、全米の専門店主を6年ぶりに集めて、
「方向性が間違っていた。再度、協力してください。」とおわびをして再スタートを誓ったそうです。
専門員が、店や大会を回って、シューズの良さを伝え、ランナーたちの声を聞いて開発につなげる。
当たり前の地道な作業を再開したそうです。
専門店とのコミュニケーションをしっかり取るようにし、技術や商品の説明をするようにしたところ、前年比プラスにも転じたそうです。
私はこの記事を読んで、どんなにITが進んでも実店舗の専門店は必要なのに違いない!と改めて思いました。
メーカーさんも、そのスポーツに対して本気度を示さないとシェアは取れないし、本気度を示すためには小さくたって専門店の存在は必要なのだと思います。
メーカーさんからの一方通行だけでも、お客様からの一方通行だけでも、本当に良い商品は生まれないのではないでしょうか?
実物を多くのお客様に見ていただき、ちゃんと説明ができ、メーカーさんへもお客様からの要望をきちんと伝えることができる店になりたいです。
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source : テニスショップ裏日記