2016年2月5日金曜日

ロサンゼルスにはテニススクールはない!

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趣味でテニスをしている人達(つまりボクらの様な人)を日本語でなんて呼ぶんでしょうか?アメリカではそんな人をクラブ・プレーヤーレクリエーショナル・プレーヤーなんて呼びます。

アメリカのTVでテニスを観ていると、解説者が「これはクラブプレーヤーも見習うべき」とか「これはレクリエーショナルレベルでは難しいけれど、ジュニアは挑戦したらいい」という風にちょっとしたヒントを、視聴者のレベルに分けてアドバイスしてくれたりする時によく耳にします。

でもこの呼び方、日本では使わないですよね??趣味プレーヤー?アダルトプレーヤー??サークルプレーヤー??もちろんアマチュアテニスプレーヤーではあるけれど、それではジュニア選手と一緒になってしまいますからね。どなたか是非コメント欄で教えて下さい。

話を本題へ。このブログにたどり着く人のトップ検索ワードの1つは「ロサンゼルス テニススクール」。ロサンゼルスでテニスを習おうとしていたり、日本のスクールと比較しようと調べてるんでしょうか。ただ、
ロサンゼルスには日本の様なテニススクールはありません。

例えば、ロサンゼルスでテニスを始めるのに誰かに教わりたいと思うと、スクールを探すというよりはコーチを捜す、という事をします。

一番カジュアルなのが、街のあちこちにあるレクリエーションパークに登録しているコーチに教わるスタイル。レクリエーションパークには管理事務所があるのでそこに行って聞けば、大抵、契約しているコーチがいて、その連絡先を教えてくれると思います。もちろんグループレッスンをしている時間を聞いて、まずは覗いてみてそこでコーチに声を掛けるのもいいと思います。これが一番日本のテニススクールに近い気がします。

ただ、あくまで施設は公共の公園なので、日本のスクールの様に朝から晩までクラスが開かれていたり、何人もの専属コーチがいて、何面も使ってレッスンが同時に開かれる、というのは見たことがないです。平日は夕方以降に1クラス、たまに時間を別けて2クラス程度あるイメージです。ジュニアのクラスに限ってはもう少し早い夕方や、夏休みには昼間に開かれていたりします。ボクらの仲間ではまさよさんが最近、仕事と家の中間あたりの公園で仲間と一緒にレッスンを受けているらしいです。

2つ目の選択肢は、テニスクラブに入会してそこに専属でいるコーチのレッスンを受ける、というスタイルでしょうか。例えば以前ご紹介したウェストエンドのようなテニスクラブです。レクリエーションパークのレッスンは全体的にエントリーレベルなのに比べて、テニスクラブでのレッスンとなるともう少し上の幅がある気がします。ただ、この場合クラブに入会する必要があるため、初めてで試しにちょっと、という人には向かないかもしれません。本当に1、2回試したければ交渉すれば入会以前に試させてもらえるかもしれません。

たまにテニス(専門)クラブではなく、スポーツクラブでテニスコートを持っている様なところは、レッスン料だけで受けられるところもあります。ボクが住んでいる近くのYMCAはその一つですが、他ではあまり見かけないですねー。

そして3つ目の選択肢はコーチ・ケンコーチ・ゼツの様なコーチを先にサイトや人から聞いて探し、それぞれのコーチがレッスンしているグループレッスンをとる、という形です。コーチは基本がプライベートレッスンなので、グループレッスンは限られた対象(例えばジュニアのみや、契約クラブの会員のみ)の場合もあるかもしれません。コーチが探せるサイトは最近色々あるようですが、残念ながらボクがネットで探したことはないので、どこがいいサイトなのかはわかりません。

また、たまにローカルのスーパーやカフェなどに「テニスコーチします」なんていう個人アルバイトらしい張り紙を見たりしますし、ボクが昔住んでいたアパートの掲示板でも一度見かけたことがあります。ただ、最近はそういう掲示板はほとんど見なくなりましたね。全部ネットになってしまって。

どのスタイルでレッスンを受けたとしても、アメリカでのスタンスはやっぱり、レッスンはあくまで実践のためというもの。それに比べて日本では「習い事」=「楽しみ」な風習があるためか、テニス=スクールでのレッスンが全て、という人も多くいる気がします。修行は一生続くという仏教的(なのか?)な考え方が根本にあるからでしょうか。

ロサンゼルスでは、親が子供を預けるついでに受けさせるレッスンや、自分が同じスタンス&レベルの仲間を探すならグループレッスンもありだと思いますが、やっぱり冷静に考えると、技術向上にはプライベートレッスンで凝縮させて、時間があれば、相手を探したり時にはマシンを使ってその反復をしたり実戦で使ってみる、というのがベストだと思います。なんせコートは沢山ありますからね。(N)


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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア