2016年3月2日水曜日
老いと羞恥心と男と女
今に始まったことではないですが、加齢とともに物忘れやとんでもない間違いが後を絶ちません。
頭の上に乗っかっているのに一生懸命サングラスを探したり、時計をしているのに人に時間を聞いたり、お風呂に入ろうとすでに全裸になっているのに、入る前に何か一つ違うことをすると全裸なのを忘れてもう一度服を脱ごうとしたりと、凡ミスを犯すごとに小さなショックを受けています。
つい最近これらにも勝るショックを受けました。
ハードに運動したあと車に乗り、いざ帰ろうとシフトノブを「D」に入れ発進しようとしたのですが、一向に動き出しません。
ふと見てみると私が触っていたのはシフトノブではなく、飲みかけのデカビタでした。
疲れていたとか、シフトノブの真下になぜかドリンクホルダーがあるとか、言い訳はいくつか思いつきますが、これには自分でも一人車内で爆笑でした。
はやく自動運転の時代が来ることを願っています。
でも自動運転の時代が来たら来たで、今度は行き先自体を忘れてしまうんでしょうけど。
でも老いがもたらしてくれるものも最近感じます。
ようやく人見知りや照れが少なくなってきました 笑
以前は、例えば「満員電車で年配の方に席を譲る」みたいな、わざとらしい優しさを人前で見せるのが苦手でしたが、最近はだいぶ減ってきました。
つい先日も若い女の子二人組が、そのお店に来た記念かなんかで背景も入れつつ自撮りをしようと悪戦苦闘していたところ、「撮りましょうか?」の一言が割合スムーズに出せましたから。
結局老いも「失うものもあり得るものもあり」ということですね。
ちょっと話が逸れますが、その自撮りをしようとしていた女の子達、代わりに写真を撮ろうと「ハイチーズ」と言うや否や、さっきまでの「ちょっと恥ずかしいけど撮ってくれて嬉しい」顔をしていた子達が、急に顔とポーズを作って写真に納まろうとしたのには笑いをこらえるのに必死でした。
個人的にはあの羞恥心はなくしたくないなと思いました 笑
羞恥心といえば電車内でお化粧をしている女性も、なかなかのものですよね。
こう考えると女性の方が羞恥心がないのかな。
あ、でも男性も外で立ちションしますね。
どっちもどっちですね 笑
source : テニスとコーチング