とんかつの衣をはがして食べる。
そんな食べ方にとんかつ屋の店主が激怒するエピソードが話題になっていましたね。
カップルで来店した客がロースカツ定食を注文したところ、
男性の客がとんかつの衣をはがし、通の食べ方として女性に説明。
店主は、「トンカツ屋でトンカツを食べる意味あるのか」と激怒。
ネットやテレビ番組でも、「マナー違反」 「お金を払って食べているのだからお客の勝手」など、意見が分かれたそうです。
私は、「お客様が好きに食べるのは仕方ない。」とも思いますが、店主さんの気持ちは理解できます。
たかが「とんかつ」かもしれませんが、美味しく食べていただきたいと心をこめて作っている作品なんですよね。
ちょっと違うかもしれませんが、私も、「やめて!」と思う時があります。
張替えでラケットをお客様にお渡しした時に、ポンポンと手の平でたたいてみたり、サイドやエンドのストリングの張り具合を確かめる方もいらっしゃいます。
これは普通のことですし、感覚を確かめることは良いことだと思います。
ただ、たまに、中心(スィートスポット)をすごい勢いでグリグリっと広範囲を指で広げる方がいらっしゃいます。
激怒はしませんけど、「やめてぇ!」と言いたくなります。(言うときもあります。)
張上げ確認というよりも無意識の行為だと思うのですが、
お預かりしたラケットは、きちんと仕上げるために、きちんとテンションをかけて、きちんと揃えています。
張り終えても、mm単位で目直しをしているつもりです。
心地よい打感と伸びとキレのあるスピードボールを打っていただくためです。
その完成形を、無造作にぐいっぐいっと広げられると、ちょっと・・・
もちろん、気になることや、おかしいと思う点はどんなことでもおっしゃっていただくことは全然構いません。
また、プレー間やプレー後の目直しは必要なことですので、できるだけ行ってください。
あれこれ言う店主は面倒と思われるかもしれませんが、それだけ仕事に愛着とプライドを持っています。
私も、それが独りよがりにならないようには気をつけます。
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source : テニスショップ裏日記