2018年5月4日金曜日

alone

張替えも落ち着いてきました。
ご来店いただいているお客様はご存知かと思いますが、この4月からストリンガーは私一人になりました。
4年間手伝ってくれていたKOUHEIくんが無事大学を卒業し、金融マンになったからです。
若い子には珍しい筋金入りのプロ野球ファンでもありましたので、話ができなくなって、ちょっと寂しい・・・

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今までは、代々、自分で張っていて、ストリンギングに興味のある学生さんに手伝ってもらっていました。
一般のお客様は私が張りますが、ジュニアを担当してもらっていました。
(もちろん、私もジュニア分も張りますが。)
先輩が4年生になった時に、1、2年生が研修で入ってきて、先輩が卒業時にデビューというパターンを守っていましたが、昨年、このことをやめることを決めました。
店の基準の張りができるようになるには、やはり最低1年間はかかります。
アルバイトをしたいという学生さんは来てくれるのですが、年々店の基準も高くなり、学生さんにそこまでのことを要求しにくくなりました。
KOUHEIくんには、まぁまぁ厳しくダメ出しをしてきましたし、私の想いなども理解して、私が研修や大会で学んだことを積極的に聞いて、練習してくれました。
でも、こんな学生さんが来てくれるか、そして続けてくれるかわかりません。
なので、自分一人が全てを張ることに決めました。
当たり前といえば当たり前なのですが、当然、効率は落ちますので、お客様にとって、商売にとって良いことなのかは悩みました。
「私が張ります。」と言うのは自己満足かもしれませんし、「さっさと早く張ってくれたら、それでええねん。」というお客様もいらっしゃいます。
「時間がかかるなら、よそに出すわ。」ということになるかもしれません。
大会のお仕事もいただくことがありますので、その時はどうするのか?ということもあります。
それに、一人で張るとなると朝から晩までマシンの前になり、他の仕事がおろそかになる可能性もあります。
スタッフがいるからこそ、できることも増えるのではないか?
張りも大事だけど、商品を売ることはどうするの?
「ストリンガー」としてやりたいことと、「商売人」としてやりたいことが両立できるかも悩み、多くの先輩にも相談しました。
そこで言われたことは、

 自分の店なんやから、自分の納得するようにやったら、ええのと違う?

ということでした。
そう考えますと、やっぱり自分が全て張りたい・・・なんですよね。
自分が一番だなんて思っていませんし、まだまだ修行中の身ですけど、もし信頼してくださって出してくださるのなら、少しでも良い張りを提供したいのです。
先のことはわかりませんし、また別の方法を取るかもしれませんが、とりあえずは一人で張りますね。

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source : テニスショップ裏日記