2019年3月27日水曜日

平成30年度 全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会(男子)

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こんにちは。
ソフオンブロガーの荒川です。


女子の熱戦に続いて、同じ週に男子の試合が行われました。

センバツを翌週に控えて、会場の横浜国際プールは選手たちの熱気と緊張感に包まれています。

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男子日程の初日となる団体戦。

今年のセンバツ、インターハイを占ううえでも、いったいどのチームが勝ち上がるのか目が離せません。

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2月に香川県高松市で開催されたアゼリアカップでは、地元香川県の尽誠学園が初優勝を果たしました。

センバツの地区予選上位校で争われるアゼリアカップは、センバツ本番と同じくインドアでの開催となるため、全国私学と同様に前哨戦といわれます。

そこで優勝を遂げた尽誠学園を中心に、昨年の選抜でも上位を占めた東北(宮城県)、上宮(大阪府)、羽黒(山形県)あたりが今大会でも注目校となります。


1、2年生の新チームで臨む大会なので、多くの学校でメンバーの入れ替わりがあるため新たな台頭も期待されます。

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昨年から活躍している見覚えのある選手もいるかと思えば、昨年全国私学と選抜を制した東北高校の主軸選手、北野亮介選手の弟さん(北野敦貴選手)が1年生ながらすでに主力として活躍していました。

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打ち方がそっくりなので、一瞬本人かと思いました(笑)


聞けば、さらにその下にもジュニアで活躍されている弟さんがいるそうです!

ソフトテニス界のスーパー兄弟といえば船水兄弟を筆頭に、名前が思い浮かぶ人たちが少なくありませんが、北野兄弟もまだまだこれからソフトテニス界を賑わせてくれそうです。



その優勝候補の一角であり、今大会第1シードの東北は準決勝で尽誠学園と激突。

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3番勝負までもつれた試合は、尽誠学園に軍配。

完成度の高いダブルフォワードで挑む東北の白鳥・星ペアでしたが、対する尽誠も柔軟に陣形を変えながら相手にペースを渡さずファイナルの僅差で決着しました。

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どちらに転んでもおかしくなかった接戦に、センバツでの再戦が楽しみです。



反対側の山では、文徳(熊本県)、木更津総合(千葉県)、上宮(大阪府)をすべて3番勝負で破ってベスト4まで勝ち上がった三重(三重県)が、第2シードの羽黒と対戦。

こちらも3番勝負となり、競り勝った羽黒が決勝へ。




男子団体戦の決勝は、尽誠学園と羽黒の顔合わせに。

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2面展開での決勝戦は、どちらも見ごたえ十分。



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米川・石川ペア(尽誠学園)


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白川・松原ペア(尽誠学園)



アゼリアカップ優勝は伊達じゃないと言わんばかりに、後衛のラリー力と前衛のポイント力のいずれもが高いレベルでかみ合っています。

ちなみに尽誠学園の石川選手、白川選手は全日本アンダー17メンバーにも選出されています。

それ以外のチームメイトも負けず劣らずの実力者がずらり。



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斎須・田代ペア(羽黒)


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澤田・荒木ペア(羽黒)



対する羽黒も、昨年の全国私学個人2位で団体メンバーとしても活躍していた澤田・荒木ペアを軸に、今年も3本揃った好チームです。

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互いに1勝ずつあげ、勝負の行方は3番勝負に。

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実力は拮抗していますが、最後は前衛陣が果敢に仕掛けた尽誠が勝利。



平成30年度(2019)  全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会
男子団体戦/決勝 対戦結果

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自信をつけた選手たちは、この勢いでセンバツの頂点を目指します。

尽誠学園は7年振り、3度目の選抜制覇となるか。

はたまたそれ以外の学校がそれを阻むか。


ちなみに、公立校であるため今大会には出場していない高田商業ですが、今年の全日本アンダー17メンバーに5人も選出されています。

それでも、何が起こるかわからないのが団体戦。

今年も高校生たちの夢舞台で、きっと熱い戦いが見られます。





大会最終日は個人戦。

有力ペアが居並ぶ決勝トーナメントのなかでも、前評判の高いペアが勝ち上がっています。

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北野・岡安ペア(東北)


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斎須・田代ペア(羽黒)




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山下・松橋ペア(木更津総合)


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大越・佐藤ペア(羽黒)




団体戦の上位進出校を中心にそれぞれ複数ペアが勝ち残り、いずれの同士討ち決勝になってもおかしくない展開でした。

各校の層の厚さが伺えます。


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そんななか、決勝戦を制して私学個人の頂点に立ったのが木更津総合の山下・松橋ペア。

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関東勢の個人戦制覇はあまり記憶にないので、歴代優勝者をさかのぼってみると・・・。

なんと2001年の松口・宮本ペア(神奈川県/東海大相模)以来でした。

現ヨネックス女子監督の松口友也さんです。

さすが!



山下選手は1年生夏のインターハイ団体でも活躍していたので、そのときから注目していました。

それにしても、並み居る強豪を抑えての個人戦優勝はスゴイの一言。

関東人として誇りに思います。

おめでとうございます!


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平成30年度(2019) 全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会 試合結果
日本私立高等学校ソフトテニス連盟 > 大会記録
https://nihonsirituhsta.web.fc2.com/kiroku.html


平成30年度(2019) 全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会 注目動画
男子団体戦/決勝
第1対戦
米川・石川ペア(香川県/尽誠学園) 対 斎須・田代ペア(山形県/羽黒)



男子個人戦/決勝
北野・岡安ペア(宮城県/東北) 対 山下・松橋ペア(千葉県/木更津総合)



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過去記事:平成30年度 全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会(女子)
https://softtennis-navi.com/blog/2019/03/2019all_shigaku_w/
過去記事:平成29年度 全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会(女子)

過去記事:平成29年度 全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会(男子)
https://softtennis-navi.com/blog/2018/03/2018all_shigaku/


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source : ソフトテニス・オンライン