フェデラーはチチパスに敗れ、今シーズンの日程を全て終えました。6-4 6-3
今シーズン最後の試合となってしまったチチパスとの準決勝ですが、フェデラーのパフォーマンスがやっぱり低かったです。
ジョコビッチ戦の出来が100点だとしたら、80点か75点でもフェデラーが勝つと見てましたが、出せなかったです。やっぱりフォアハンドがあまりにも悪すぎました。
特にこの試合で勢いに乗れなかった敗因は最初の2ゲームだと思います。最初のゲームはチチパスもそんな良くなくて、いつものフォアハンドがあればブレイクできていたし、2ゲーム目ではスマッシュ2本をエラーして、フォアハンドでエラーがでてブレイクされる。
このフィーリングの悪さをずっと引きずったままの試合となってしまい、最後までフォアハンド、特にダウンザラインは決まらなかった。ティームとの初戦もこんな感じでしたね。
試合を通して、フォアのウィナーが7本、バック
11本、フォアのアンフォースドエラー17本、バックは9本。いかにフォアが頼れなかったか、数字が物語ります。
1stサーブ確率56%と低く、インドアハードでは、あまりに厳しい内容で主導権とれなかったです。それでも、ここまで接戦になったのは、フェデラーはリターンは良かったからですね。よく返してましたし、ブレイクポイント12回もとったのはリターンがあったから。
でも1/12という、ブレイクポイントで取りきれなかったのはあまりに痛かった。言うまでもないんですけど…
チチパスがブレイクポイント握られてる場面でストロークでは速い展開ばかりじゃなくて、ムーンボール気味のスピン入れてエラーとったり、1stサーブは集中力あげ、2ndサーブはフェデラーのバックハンド側に質の高いスピンを入れてポイントをとっていった。このプレッシャーのかかる場面でこれだけ凌いだチチパスは素晴らしかった。まぁ苦しいですからね。普通はなかなかパフォーマンスあげれないんですけど…トップ選手の資質を持ってます。
フェデラーはチチパスの2ndを打ち込んでいけなかった。来るのわかってたので、回り込みフォアとかしても面白かったかな？なんて思ったりしました。
デュースが続き長く時間がかかったゲームを取る、取らないかは勝敗を大きく左右します。そこでとれなかったが痛かったです。
これで、フェデラーの今シーズンが終了しました。100タイトル、全仏での猛風の中のナダルとの試合、ウィンブルドン決勝の悔しさ、ユニクロイベントで生フェデラーを見ることができて、みなさまとお会いできたこと、ツアーファイナルのジョコビッチへの勝利！
めっちゃ楽しませてもらいました♪
38歳フェデラーが怪我なく無事にシーズンを終えてくれて、来年も東京に来てくれます！
エキシビションはたくさんありますが、しっかり休んでほしいですね！
また、来シーズンも良い試合見せてくれるでしょう♪
source : テニスのある日々