2020年4月29日水曜日

仲 間

こんにちは 

感染確認者数は減ってきていますねぇ。
楽観はできませんが、
早いところ日常を取り戻したいですね。

さて、今回の事態を
今一度、整理して考えたいと思います。

4月7日、安倍首相が発した
緊急事態宣言の中で
我が千葉県は東京都などと共に
同宣言の実施地域と指定されました。

同日、千葉県の森田知事は
県民に対して外出自粛の要請を発しました。

千葉県のHPには次のように掲載されています。
「生活の維持に必要な場合を除き、
昼夜を問わず、みだりに自宅等から
外出しないでください」


そして、生活の維持に必要な場合の例として
食料品や生活必需品の購入、
健康維持のための散歩・運動、
在宅ではできない仕事などとされています。

ですので、お肉屋さんに立ち寄って、
「つくね」や「とんかつ」などの
食料品を購入する為の外出は、
自粛すべき外出には含まれません 

もちろん3密には注意ですので、
買ったそばから皆で輪になって
食するという行為は慎むべきですし、
店内が混雑しないように
お客が協力する必要はあると思います。

どうでしょう。スーパーでの買い物にも
色々と制約がかかってきましたので、
散歩がてら、肉屋さん、魚屋さん、
八百屋さんなどがお近くにあるなら、
人混みを避けてご利用してみてはと思います。

でも、商店街は難しいみたいですし、
3日分買うのは大変ですけどねぇ 

さて、次の文書を読んででみて下さい。
早読せず、じっくりと読んでみて下さいな

Tennis
これは、(公財)日本テニス協会が、
4月8日にホームページ上で
発表した文書です。

4月8日といえば、政府が
緊急事態宣言を発出した翌日です。

この文書の中で、
日本テニス協会の公式大会について
6月7日までは中止または延期とすると
発表していますが、同文書の中では
緊急事態宣言対象の7都府県の
ジュニアを含む選手と
テニス愛好者の皆様にも
テニスの自粛をお願いします
と記載されています。

更に、皆さんの大切な家族、友人を守り
世界が一刻も早くこの危機を
脱するためにも
どうか地元自治体の指示・要請に
最大限協力していただくよう
お願いいたしますとも記載されています。

この文書の宛先についても
「選手・審判員・指導者の皆さま」
「加盟団体・協力団第の皆さま」
「テニス大会主催者の皆さま」
「ジュニア選手とその保護者の皆さま」
「テニス愛好者の皆さま」
「その他のテニス関係者の皆さま」
といった具合に念入りです。

硬式テニスがオリンピックの
実施競技である事も影響して
このような文書を発表したとも思います。

一方、(公財)日本ソフトテニス連盟では
4月17日に連盟事務所の閉鎖期間について
ホームページで公表していますが、
新型コロナの影響で大会の
中止や延期の決定については
記載されるものの
ソフトテニス選手や指導者に対する
大局的な呼びかけなどはありません。

なので、今回のコロナ禍に対する
双方の意見の公表を比較すると、
中には『ソフトテニスなら
やってもいいんじゃね』と都合良く
拡大解釈してしまうかも知れませんね 

だって、硬式はテニス協会は
やっちゃ駄目って発表しているけど、
ソフトテニスの日本連盟は
駄目とは発表していないから、
ソフトテニスならいいんじゃね、
という感じでしょうかねぇ 

コロナ禍が発生する以前、
私は千葉県のホームページや
政府、厚生労働省、文部科学省などの
ホームページを見る事は
殆どありませんでした。
大多数の方が同じだったと思います。

ソフトテニスの指導者、選手、
あるいは保護者の中には
今でも、公官庁のホームページを見ず、
新聞も殆ど読まないし、
TVも観ないという方が
いらっしゃるのかもしれませんが、
今は情報を入手する事も
非常に重要な時期なので、
是非、コロナ禍に関する情報を
積極的に確認して下さい。

それに、
そうですねぇ・・・
あまり思い込みや推測で
話しを拡げてはいけませんが、
外出自粛要請に応じないで
コート練習をする小中学生選手は、
確かに熱心で一途とも言えますので、
有名なトップ選手、実業団選手の
ファンだったりするでしょう。

今回のコロナ禍は、
いまだ収束の目処がたちませんが、
小中企業のみならず、
大きな企業の経営状況も
一変させる可能性が高い
無慈悲で未曾有の災禍です。

コロナ禍が長期化すればするほど、
企業の経営状態は疲弊し、
実業団の部活動は停止したり
廃部を余儀なくされる事も
あり得ない話しではありません。

コロナ禍が過ぎ去った後、
実業団選手権を開催してみたら、
出場チームは役所系だけだった
なんて事になるかも知れませんし、
その役所系チームにしても、
世間の風評に耐えられるかどうか 

とにかく、なるべく早く
コロナ禍を収束させる事に
集中するしかありませんが、
その方法はというと、
今のところ、私達が
他の人との接触の機会を
少なくする事しかありません。

研究者や学者ですら、
まだ新型コロナについては
未知の部分が多く、
色々な条件が「後出し」されますが、
今はこれも飲むしかありません 

ただねぇ、専門家会議の先生や、
文部科学省なんかの発言(発表)には
「含み」を持たせる部分が結構あって、
そうすると都合の良い方へと
考えたくなるのも人情ですよね。

例えば、新型コロナの感染域を、
「感染拡大地域」「感染確認地域」
「感染未確認地域」と松・竹・梅
よろしく3つに分けていますが、
最初にこれが発表された時、
東京都と大阪府以外は
自分達は「感染確認地域」だと
思い込みたくなったようです 
だいたい「地域」の定義もありません。

更に文部科学省では、
7都府県に緊急事態宣言が発出されたの受け、
指定された7都府県に対する
休校時のガイダンスを発表されましたが、
その中で登校日を設定出来ると
発表しています。

それまでの週末・夜間のみならず、
平日・日中でも外出を自粛せよと
都府県知事に発表させておきながら、
登校日OKと言われれても、
何とか少しでも授業をして
さしあげようという熱意は空回りし、
昼食も学校で食べましょうなどと
言われようものなら
子供を送り出す方は
安心して送り出せないでしょうねぇ。

つい最近も、スーパー等への買い物は
「一人または少人数で」と仰る 

一人と二人じゃぁ2倍違うぞと
言いたくなってしまいますが、
こんなのは「なるべく一人で」と
言っておけば、いいのではと思います。
俺たちだってバカじゃぁない 

さて、前回の記事に対するコメントで、
テニスコートが営業している事が
問題なのではというご意見がありましたが、
調べてみると、テニスコートは
ゴルフ練習場と同じように
営業自粛要請の対象外。
つまり営業して良いという事になります。

ただ、テニスコートについては
観客席の部分は休止要請出来るとも
規程されています。

これは、IPS細胞で有名な
ノーベル賞を受賞された
中山伸也先生のHPです。

中山先生はジョギングが趣味だそうですが、
ジョギング中の走者の呼気は
思っているより広範囲に達し、
感染の危険があるので、
ジョギング中の走者間の距離をとり
マスクなどを使用する事も勧めています。

感染を拡げないように、
健康を維持する程度の運動で、
テニスコートを利用するとなると、
二人での乱打を30分程度なら
大丈夫かも知れません。

二人の距離は、だいたい20m以上あり
接近するのを注意すれば、
10m以下の範囲には入らないでしょう。

何人かでコートに来ても、
コート内にはネットを挟んで
二人だけがプレーし、
残り選手はコート外で
離れて会話をしない。
離れていれば声援はいけそうですね 

こういった工夫や、
これならオーケーだよという
コートの使い方があったら
日本連盟のHPで
掲載しれくれたら
ありがたいんだけどねぇ。

先日、私が白子で見た光景は、
普通に集団練習して、
普通に試合形式でやって、
接近して発声いながらハイタッチ、
待機選手は肩寄せ合っていて、
これでは、誰の目にも
今は認められませんねぇ。

これは、指導者や保護者が
あまり配慮していないせいだと
思いますが、それは情報不足から
生まれている無配慮かも知れません。

もしかすると、ジュニアから
ソフトテニスをされている選手や
保護者、指導者たちは
少しでも上手になって
相手に勝つ事に
意識が集中しすぎているかも。

ソフトテニスの成績で
その後の進路が変わってくる
そんなご時世ですから、
誰になんと言われようが
信じた道を突き進むという
そういう事かも知れません。

しかし、極端な話しですが、
対戦相手がみんな、
新型コロナの犠牲となり、
不戦勝のまま優勝では
喜べないのではないでしょうか。

実は、いつか書こうと思っていて、
こんな時になんですが、
私がここ1~2年ほど
中学生スタート選手に
「学校に硬式テニス部があっても
ソフトテニス部を選びましたか?」と
質問させて頂いています。

その回答の80%くらい、
時にはほぼ全員が
「それなら硬式テニス」と
回答されています。

そして、ソフトテニス部を選ぶと
明確に回答された選手は・・・・・「0」

中学校での硬式テニスの
創部活動が増え出せば、
ある一定の時点から
飛躍的に増加すると思われます。
まさに、オーバーシュートですね。

そうなってくると、
もはやソフトテニスの挽回は難しく、
その存続はジュニア出身者の双肩に
かかってくる事になると思います。

だから、ジュニア選手や
ジュニア出身の選手や保護者、
指導者の方々には
広い視野でソフトテニスに
接して欲しいと思います。

言いたい事はあるでしょうけど、
ソフトテニスの選手や関係者を
かけがえのない仲間だと思って、
今回みたいな大事に当たらないと。

コート練習の可能性を
記載してしまいましたが、
今は外出自粛要請に応じて
自宅に居る事が、
大好きなトップ選手を守り、
同級生の家族を守り、
ライバルを守り、
そう遠くない将来、
再びコートで思いっきり
プレーする事が出来るように
なると思います。

もし、コートへ出る練習について
自分では判断出来ない場合は、
ジュニア選手であっても小学校の先生に、
中学生なら顧問の先生に相談して下さい。

特に、指導者側は小中学生を
コート練習に引き出すのであれば、
小中学校の先生の許可を得るべきです。

学校の先生を説き伏せるくらい、
徹底的に注意を払った方法でないと
今はコートへ出ない事をお勧めします 

インターハイが、全中大会が、
中止となってしまいました。

少し前に、判っていましたけど、
速報で書けば
嬉々としているのではないかと
思われそうで怖かった。

しかし今、9月入学とか
新学期を9月からといった機運が
急速に高まってきました 

もしかして 

では、また~


source : ソフトテニス 勝手録