2020年7月29日水曜日

ノーアドでは、強いものが勝つ

JUGEMテーマ:スポーツ

 ノーアドバンテージの試合で、試合後、「40-40の一本勝負で、すべてもっていかれて負けました。40-40まではい

ったんだけど……。」

って話はよくききますが、その反対に格上の者が、「ノーアドだったからさ…40-40の一本勝負で持っていかれて、足

元すくわれたよ!ノーアドじゃあなかったら、絶対に負けなかったのに…。」

っていう話は、ほとんど聞きません。


これを数学的に確率論で解けば……

Aさん  3ポイント取る       Bさん   2ポイント取る  とした場合、


・1ゲーム取る確率  Aさん  0.736
           Bさん  0.264

・1セット取る確率  Aさん  0.966
           Bさん  0.034


1ポイントを取る確率が、0.6vs0.4 であっても、1セットになれば、まったくと言っていいほど、Bさんは

勝てないのである。


ひとたび、デュースになると、つぎにアゲインになる確率は、ふたりのプレーヤーの技量の差とは無関係につねに5

0%近くなる。

これをいいかえれば、弱者が強者に向かうときには、なんとかデュースに持ち込むことを目標にすべきだということ

である。

いったん、デュースにもちこめば、弱者がゲームをとる確率は、デュースにならない場合より確かに大きい。

そうして、アゲインを繰り返しているうちに、勝機も生まれてくるであろう。

逆に強者はデュースにならないうちにケリをつけないと、思わぬ痛い目にあわないともかぎらない。

(「テニスの科学」三浦公亮 著)

ということらしい…1981年発刊の本によれば、デュースがあり、アゲインを繰り返せば、弱者は勝機がでてくる

ようなので、デュースがなければ、強いものが勝ちやすいようです!




「女子連テニス上達のカギ」アーカイブ
2011年2月4日


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source : 女子連テニス上達のカギ